今年も厳しい暑さですが、皆様いかがお過ごしでしょうか？

ホームページの更新が滞っていたためにご紹介が遅くなってしまったのですが、ネット上での現代美術販売で有名なタグボート「@GALLERY TAGBOAT」に7月からエディション・ワークスの作品をご紹介いただくページが出来ました。今までにも、ギャラリーを通して、青木野枝、日高理恵子、東恩納裕一、田中麻記子らの作品をタグボート上でご紹介いただいてきましたが、それとは別にエディション・ワークスとしての掲載です。これから新作もご紹介していく予定ですので、是非ご覧下さい。

青木野枝はいつもいくつかの発表が平行し、活発に活動しています。
山口藍は企画での版画作品と、それ以外の様々な動きがありますので、是非ニュースをご覧下さい。
そしてエディション・ワークスにとっての新作家、津上みゆきの企画が動き始めました。版画としてどのような表現となるか、ご期待下さい。

その他、展覧会の詳細や各作家の動きについても以下のニュースでご覧下さい。


　本にまつわる企画、エディション・ワークス ビブリオ へはこちらから。

日高理恵子展　武蔵野美術大学2号館　gFAL　展示風景

６月２日〜７月１２日、武蔵野美術大学2号館1F ｇFAL（ギャラリー ファインアート ラボラトリ）にて日高理恵子展が開かれました。
武蔵野美術大学内の真新しいスペース、gFALのこけら落としの展覧会です。
今回展示された百日紅(サルスベリ）を描いたペインティングシリーズは、描かれている空間がより限定されているが故に、描かれている樹とそれを包む空間、そして見ている者との距離が固定されず、すぐそばの情景として見えたかと思ったら、次の瞬間にはとても遠い距離と果てしない空間を感じたりと、自在に浮遊する感覚を持ちました。

ドライポイント「樹の空間から」はこちらをご覧下さい。

明日７月２９日に終了してしまいますが、鹿児島の Mizuho Oshiro ギャラリーで個展が開かれています。立体、ドローイング等とともに、昨年制作した銅版画シリーズ「水天」が展示されています。

福井県にある金津創作の森 アートコア・ミュージアム-1+ギャラリーでは、7月２０日〜８月２４日まで「青木野枝展　空の水-金津」が開かれています。
この金津という土地は「鉄を積み出す川港」という意味があるそうで、昔から鉄とは深い関わりがあるとのこと。会館10周年を記念して、鉄を素材に制作してきた青木の個展が開かれることとなりました。夏休みに北陸をご旅行の方は是非お立ち寄り下さい。

８月３１日まで神奈川県立美術館 鎌倉にて「夏の美術館 あの色/あの音/あの光」と題されたグループ展が開催されています。青木は彫刻作品とエディション・ワークスで制作した銅版画「亀池・蓮池」を数点展示しています。神奈川県立美術館 鎌倉は鶴岡八幡宮境内にあり、蓮池の水辺に建っています。彫刻や版画のタイトル「亀池・蓮池」の池はまさしくこの池であり、これらの作品が生まれるきっかけとなった場所での展示です。展覧会全体は夏休みにむけた企画で、親子でものを見るおもしろさを楽しむ展覧会となっています。ゆったりとした気分で国内外の作家の展示をお楽しみ下さい。

また、愛知県佐久島での「佐久島アート・ピクニック」は２００９年３月３１日まで通年開催中です。森の中や海辺にとけ込む鉄の彫刻作品を美しい自然の中でご覧頂けます。詳しくはこちらから。

Mizuho Oshiro ギャラリー　　鹿児島市紫原6-51-25　TEL/FAX：099-813-5460
(財)金津創作の森財団　福井県あわら市宮谷57-2-19　TEL：0776-73-7800
神奈川県立美術館 鎌倉　神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53　TEL：0467-22-5000

水天14（左）はイメージサイズ1メートルの正方形、 水天のセットはイメージサイズ15センチの小作品

山口藍は８月２３日まで、MIZUMA ART GALLERY が北京に作ったギャラリー、MIZUMA AND ONE GALLERYオープニング展「Off the Rails | 反主流」に参加中です。

９月６日からはロス・アンジェルスの ROBERT & TILTON で開かれるグループ展「Macrocosm」に参加し、その終了とともに1０月１１から、今度は同画廊にて個展「花は野にあるように」が開かれます。
個展で発表される大作「はなすことはこのやまほど」と同主題のデジタルプリントを現在エディション・ワークスで制作進行中です。ロス・アンジェルスの個展と同時期に発表の予定です 。

同日、作品集「ほがらほがら・ First Light」が Gingko Press 出版から、アメリカで先行して発売されます。山口の作品の全貌を俯瞰できる作品集となります。
また、作品集は３００部限定の豪華版も作られ、そこには手彩色された木版画がつく予定で、現在これも合わせて制作中です。

ROBERT & TILTON 同ギャラリーは現在移転中で8月から新住所でオープンします。