新年を迎え、いかがお過ごしでしょうか？
本年もよろしくお願いいたします。

田中麻記子は年末から新年に掛けて新宿高島屋美術画廊での個展を開催いたしました。この展覧会は1月末、東京日本橋高島屋美術画廊Xへと巡回します。東京での初めてのお披露目となった、メゾチントシリーズ「Madame Poulpe」も同展にてご覧頂けます。

青木野枝は東日本橋のギャラリーハシモトでの版画展が1月16日まで開催中です。昨年制作した新作版画「水天」シリーズとともに版画処女作「雲垣」など旧作も合わせてご覧頂ける機会です。
この展覧会の終了直後より、同じくギャラリーハシモトで「彫刻展」、そしてその直前15日から銀座のギャラリー21+葉での個展も同時に開かれます。

これらの展覧会の詳細や各作家の動きは以下のニュースでご覧下さい。

青木野枝はギャラリーハシモトで、版画展と彫刻展を連続して開催中です. 版画展は１６日まで、彫刻展は１月１８日〜2月9日からです。そして同時期1月15日〜2月2日、銀座のギャラリー２１+葉での彫刻による個展も開かれます。
版画展では新作版画「水天」シリーズとともに版画処女作「雲垣」シリーズや静かなメゾチント・ポートフォリオ「水冠」、明るくカラフルな銅版画シリーズ「白玉」とざっくりとした強い表現の木版画「玉響」シリーズなど青木の版画作品の変遷が見られる展示となっています。青木の版画作品をこれだけまとまって展観できるはめずらしい機会ですので、若干短い会期、お見逃し無いようお出かけ下さい。

そして現在神奈川県立美術館 葉山で開かれている「プライマリー・フィールド 美術の現在 ―七つの<場>との対話 Primary Field 」という7作家によるグループ展では、大規模な彫刻と壁面を使った平面を組み合わせた作品「空の水-XIV」が展示されています。１５メートル四方の空間に高さ5.3メートル、直径8メートルのドーム型の彫刻が空間を抱え込むかのようにたっています。その周りの壁面には青木が撮影した写真から切り出された青いマルの連続した形が取り囲み、彫刻と響き合っています。この作品は青木の代表作の一つとなることは間違いありません。海沿いのこの気持ちの良い美術館で是非ご覧下さい。また、この展示については前回のニュースをご覧下さい。

ギャラリーハシモトでの展示風景
木版画「玉響」	銅版画「水天」	大型銅版画「水天14」「水天1」（右より）
銅版画「白玉」	メゾチント「水冠」	銅版画「雲垣」

水天14（左）はイメージサイズ1メートルの正方形、 水天のセットはイメージサイズ15センチの小作品

ギャラリーハシモト　東京都中央区日本橋3-5-5 矢部ビル１Ｆ　TEL : 035641-6440
神奈川県立美術館 葉山　神奈川県三浦郡葉山町一色2208　TEL : 046-875-2800

東恩納裕一は開かれるニューヨークの Marianne Boesky Gallery で開かれる（1月11日〜2月9日）グループ展「The Masked Portrait」に参加します。蛍光灯のシャンデリアを使ったインスタレーションを展示します。
その後も日本国内外で次々と展示の予定がありますので、順次お知らせいたします。

東恩納裕一の銅版画シリーズ「FLOWERS」についてはこちらをご覧下さい。

日高理恵子の絵と長田弘氏の詩による詩画集「空と樹と」がエクリから出版されました。全編、日高の絵と長田氏の詩は織りなすように関わり、しっかりとした装幀とともに非常に美しい本に仕上がっています。
1月27日原宿のおしゃれな書店kurukkuにて両作家によるトークショウが予定されています。そちらも合わせてお楽しみ下さい。
この詩画集にも掲載された「空との距離 III」が3月30日まで群馬県立館林美術館の「コレクション展」で展示されています。
そして1月18日から東京国立近代美術館で開催されるグループ展「わたしいまめまいしたわ 現代美術に見る自己と他者」では「樹を見上げて VII」が展示されます。

群馬県立館林美術館　群馬県館林市日向町2003　TEL : 0276-72-8188
東京国立近代美術館　東京都千代田区北の丸公園3-1　TEL : 03-5777-8600（ハローダイアル）