2006-01-01
新年あけましておめでとうございます。
気持ちも新たに、版画作品・マルチプル作品の制作に取り組んでいきたいと思います。

エディション・ワークスの企画作家である
日高理恵子笠原恵実子が、去年の夏から参加している「日本の知覚」展は、オーストリアのクンストハウス・グラーツから場所をスペインのヴィーゴに移し、開催中です。
CHIKAKU展会場入口 日高理恵子「空との距離 III 」(3点組)2004
展示の構想を練るためのマケット(1/20サイズ) マケットと同じ方向から見た展示空間
日高理恵子「樹の空間から VII 」(3点組)2000と、
右下は笠原恵実子「La Charme #3 」(部分)
笠原恵実子「La Charme #3」。オープニングに合わせて
行われたパフォーマンス風景。
撮影:日高理恵子(6点とも)
ヴィーゴ (VIGO)はスペイン北西部、ポルトガルの北に位置するガリシア州にある港町です。
展示会場である MARCO MUSEO DE ARTE CONTEMPORANEA DE VIGO (ヴィーゴ現代美術館-マルコ)は前回のグラーツとは違った意味で特異な空間です。
『裁判所の庁舎と刑務所だった建物をリノベーションして美術館として使っている MARCO。自然光が気持ちよいとても美しい空間でした。今回は高さ約8mという大きな壁に3点組、2セット、向かい合う形で展示させていただきました。因みに私の使わせていただいた空間は、以前刑務所の中庭だったところだそうです。』(日高理恵子 筆)
笠原恵実子のインスタレーションも偶然同じ部屋となりました。
両者ともにグラーツとは全く違った空間をうまく利用し、またお互いの作品が響き合った美しいインスタレーションです。
あまり観光で訪れることのない地方ですが、もしスペインにご旅行の際は是非お立ち寄りください。
会期は1月22日までです。
そしてその後、この展覧会は、ここ日本に巡回し、岡本太郎美術館で展示される予定です。
MARCO MUSEO DE ARTE CONTEMPORANEA DE VIGO Rua principe 54, 36202 Vigo, Espana TEL: +34-986-113900

山口藍の新作版画は、秋にスパイラルガーデンで開かれた TAKE ART 展で発表いたしましたが、今回改めて、明日から渋谷で開かれる山口藍版画展「あけましておめでとうございます」でご紹介する運びとなりました。詳細は以下の作家別ニュースをご覧ください。

ギャラリー21+葉との共同出版で制作した、池内晶子の銅版画「Eleven Notes」も、昨年秋ソウルで開かれたSeoul International Print, photo & Edition Works Art Fair にて発表されましたが、日本での発表は1月23日からの2人展となります。

新しく導入した
大型のリトプレス機も稼働を始め、ベッド・プレート(定盤)のサイズ:130x95cm をフルに活用した作品が生まれ始めようとしています。
工房・作家ニュース
山口藍 Ai Yamaguchi
エッチング「ん」にサインをする山口藍 昨年10月「TAKE ART」の展示風景
左:「かがみしぐれ」、右:「ん」
山口藍が昨年制作した銅版画2作品を東京渋谷の東急文化村、ナディッフモダンで開かれる山口藍 版画展 「あけましておめでとうございます」にて展示いたします。
昨年10月、青山のスパイラルガーデンでひらかれた、ワコール主催「TAKE ART」では多くの作家の作品と共に展示されましたが、個展の形は今回が初めてです。会期は
1月2日〜29日です。これまでに制作した他の版画作品も展示されます。
新作銅版画2作品の詳細についてはこちらをご覧ください
ナディッフモダン 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 東急文化村B1 TEL:03-3477-9134
池内晶子 Akiko Ikeuchi (ギャラリー21+葉 / エディション・ワークス共同出版)
銅版画を制作中の池内晶子
小さなハンマーで一つ一つ点を打って
糸のように細い線を描いていく。
Seoul International Print, photo & Edition Works Art Fair
のギャラリー21+葉ブースでの展示風景
ギャラリー21+葉との共同出版で池内晶子銅版画作品「Eleven Notes」を制作いたしました。その初めての展示は 昨年のSeoul International Print, photo & Edition Works Art Fair でしたが、1月23日〜2月4日、ギャラリー21+葉にて池内晶子・岩瀬殉一郎 版画展 にて国内発表されます。
池内の糸を用いたインスタレーション作品同様、非常に繊細な作品で、ホームページ上でお見せするには限界があり、ほとんど不可能と言ってよいのですが、作品の詳細についてはこちらをご覧ください
展覧会にお出かけいただき、web上では見て取ることのできない空間を感じていただければ幸いです。

また、昨年5月の池内晶子展(ギャラリー21+葉)が、12月5日に読売新聞で発表された、「
回顧 2005 美術 4氏が選んだ美術展ベスト5」に選ばれました。4氏は、佐藤康宏(東京大学教授)、椹木野衣(美術評論家)、中原佑介(美術評論家)、光田由里(渋谷区松濤美術館学芸員)からなり、池内晶子は中原佑介氏による選出です。中原氏が選んだ他の展覧会は、横浜美術館の李禹煥展など大規模な展覧会で、規模の小さなこの展覧会がそれに混じって選ばれたことは、注目すべきことと思います。
ギャラリー21+葉 東京都中央区銀座 1-5-2 西勢ビル 2F TEL: 03-3567-2816
日高理恵子 Rieko Hidaka
グループ展「日本の知覚」展に笠原恵実子と共に出品しています。最初の会場となったオーストリア、グラーツから場所をスペインのヴィーゴに移して展示中です。この展覧会の様子はこのページ上部をご覧ください。また、昨年のグラーツの様子はグラーツ ニュースをご覧ください

また現在同時に、12月15日から始まった
イスラエル美術館The Israel Museum, Jerusalem)にて開かれている Rising Sun, Melting Moon: Contemporary Art in Japan にも出品しています。時に内省的であったり、時にほろ苦い社会批判を含んでいたり、マンガやアニメのサブカルチャ的な表現まで、様々な世代の、ジャンルの垣根を飛び越える日本の現代美術を紹介しています。
選ばれた18名の作家には、奈良美智、荒木経惟、森村泰昌、須田悦弘、束芋、青島千穂などがいます。
この展覧会も、日本からはちょっと行く機会の少ない場所ですが、
会期は6月15日までと長いですので、もしものチャンスには是非お立ち寄りください。

東京国立近代美術館では、「東京国立近代美術館アーティスト・トーク 第4回 日高理恵子」として、トークが行われます。
日時は1月13日午後6:30〜7:30、場所は2階所蔵品ギャラリーです。同美術館には「樹を見上げてVII」と題された幅6mの大作が所蔵されており、その作品を中心に、これまでの作品や現在の制作について語ります。
所蔵作品展の観覧料はかかりますが、申し込みや聴講料は無料です。
The Israel Museum, Jerusalem POB 71117, Jerusalem, 91710 Israel  TEL: 972 2 6708811
東京国立近代美術館 東京都千代田区北の丸公園3-1 TEL: 03-5777-86008(ハローダイヤル)
笠原恵実子 Emiko Kasahara
グループ展「日本の知覚」展に日高理恵子と共に出品しています。最初の会場となったオーストリア、グラーツから場所をスペインのヴィーゴに移して展示中です。この展覧会の様子はこのページ上部をご覧ください。また、昨年のグラーツの様子はグラーツ ニュースをご覧ください

Collection #1
デジタルプリント 1195x980mm
Collection #5
デジタルプリント 1195x980mm
現在進行中のプロジェクト
「Offering」は、笠原恵実子が世界中を取材し続けている状況です。上画像はその一端をなすデジタルプリント・シート作品「Collection」シリーズの一部です。プロジェクトについてはこちらをご覧ください
また、エディション・ワークスでの初めてのマルチプル作品
「MANUS-CURE」(1998)についてはこちらをご覧ください
青木野枝 Noe Aoki
エディション・ワークスで制作した青木野枝の版画作品がミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションにて展示中です。
これは
銅版画の地平III 現代銅版画の交差路 - 浜口陽三と森野眞弓・海老塚耕一・青木野枝・高浜利也・井出創太郎
と題されたグループ展で、青木が初めて制作した銅版画「雲垣」シリーズが久々に東京で展示されており、木版画「薬玉」や最新作カラーエッチング「白玉」との比較も興味深い。また、立体作品「立山」シリーズも展示されています。展覧会はすでに12月3日から始まっていますが、
会期は2月26日まであり、また、1月14日には全作家が参加するトークセッション「現代銅版画の可能性」が開かれます。
小振りでとても落ち着いた美術館です。浜口陽三のメゾチントの作品と共に版画の多様な表現をお楽しみください。

また、名古屋のガレリア フィナルテにて、1月9日〜28日、青木野枝展が開かれます。こちらは立体作品の展示です。
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7 TEL:03-3665-0251
ガレリア フィナルテ 名古屋市中区大須4-6-24 成田ビル上前津B1F TEL:052-242-8684
赤塚祐二 Yuji Akatsuka
赤塚祐二展1月9日〜1月21日に開かれます。
毎年、1月に大作のタブローを発表している
コバヤシ画廊です。
赤塚祐二の作品は常に変化を続けていて、時に前作から考えると驚くほどの変化を遂げます。今回もとても新鮮でおもしろい変化が期待できそうです。
(画像はコバヤシ画廊DMより)
コバヤシ画廊企画室 東京都中央区銀座3-8-21 B1 TEL:03-3561-0515
前川知美 Tomomi Maekawa
15:00(メゾチント)
前川知美は、初めての版画にして、とても難しい技法、メゾチントの作品を制作し、GEISAI#8 と Mizuho Oshiro ギャラリーで発表しました。作家についてはこちらを、メゾチント作品についてはこちらをご覧ください
これからの作品展示予定は現在調整中ですので、追ってご案内いたします。
辰野登恵子 Toeko Tatsuno
小山登美夫ギャラリーなどと共に移転した、新しいシュウゴアーツでグループ展が開かれています。
"from east and west" と題され、他のシュゴアーツの作家陣と共に辰野登恵子が出品しています。
会期は2月4日までです。広くなり、そしてますますギャラリー・コンプレックスとしての場の力を強くした新しい空間です。
シュウゴアーツ 東京都江東区清澄1-3-2 5F TEL:03-5621-6434
伊藤誠 Makoto Ito
伊藤誠展が大阪のギャラリー白にて開かれます。会期は1月9日〜21日です。
また、
スキノデリック 彫刻の表層 と題されたグループ展が東京藝術大学大学美術館 陳列館で開かれます。こちらは1月6日〜22日です。彫刻における表層の問題を東京藝術大学の作家を中心にしたグループ展で問いかけます。
ギャラリー白 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル2F TEL:06-6363-0493
東京藝術大学大学美術館 陳列館 
ハローダイヤル:03-5777-8600
ニュース・バックナンバー
ニュース日付
トピックス
2005-09-22 Geisai#8・前川知美メゾチント 他
2005-06-14 グラーツニュース 他
2005-05-10 辰野登恵子モノタイプ制作・椿会展 他
2005-03-30 青木野枝(練馬区立美術館)他
2005-02-08 辰野登恵子個展(シュウゴアーツ)
赤塚祐二 GATE個展(Mizuho Oshiro ギャラリー)
2005-01-06 辰野登恵子新作発表
赤塚祐二 Gate エディション制作風景 
2004-10-14 赤塚祐二 GATE 青木野枝 発電所美術館 他
2004-09-03 赤塚祐二・辰野登恵子制作風景
ミナ ペルホネン ポスター他
2004-07-28 青木野枝 新作発表(Mizuho Oshiro ギャラリー)
山口藍・笠原恵実子 他
2004-06-11 青木野枝 新作発表(アートゾーン神楽岡) 他
2004-05-19 青木野枝 新作発表(ギャラリー池田美術) 他
2004-04-30 青木野枝 新作発表予告他
山口藍 in 鹿児島 東京都現代美術館講習 他
山口藍 デジタルプリント 他
伊藤誠・青木野枝 他
赤塚祐二・山口藍 他
日高理恵子 in 鹿児島 他
日高理恵子 in 鹿児島 他
伊藤誠 他
日高理恵子 in Germany 青木野枝 木版制作
山口藍 in LA
山口藍・赤塚祐二 制作
 
 
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エディション・ワークス 加山智章