Madame Poulpe
2007

田中麻記子

   




2006年から07年にかけて制作された田中麻記子初めての版画集です。
田中が普段制作している鉛筆によるドローイングも非常にストイックな作業を伴う仕事ですが、
版画においても用いられたのはメゾチントという根気と忍耐を要する銅版画技法でした。
しかしそこに描かれたイメージは技法の大変さを感じさせず、スルスルと物語の中に引き込まれるような世界です。
そして同時にこの技法ゆえに導き出された田中の違った側面をかいま見ることが出来ます。
タイトルの Madame Poulpe は「タコのマダム」の意。
   
         
メゾチント 6点組ポートフォリオ

技 法   :メゾチント・雁皮刷り 1版1色
用 紙   :ムーラン・ドゥゲ
シートサイズ: 380 X 300mm

エディション:30  ポートフォリオ:1/30〜15/30 シート:16/30〜30/30   A.P. : 5, P.P. : 1, B.A.T. : 1, H.C. : 1

価格    :ポートフォリオ¥126,000.-(税込み)
   シート La madame 1, La madame 2 各¥18,900.-(税込み)
   a' kaiseki, a' onsen, L'ivrogne, a' karaoke 各¥25,200.-(税込み)                 
※上記の価格は改定前のものです。2014年4月以降の新価格をPRICE LISTにて必ずご確認下さい。
La madame 1
イメージサイズ:160×110mm
La madame 2
イメージサイズ:160×110mm
a' kaiseki
イメージサイズ:220×160mm
a' onsen
イメージサイズ:220×160mm
L'ivrogne
イメージサイズ:220×160mm
a' karaoke
イメージサイズ:220×160mm
制作風景
ベルソーという道具で全面に目立てされた銅版をスクレーパー(写真の道具)やバニッシャーというへらで削ったり磨いたりしながら絵を作る。試し刷りを見ながらさらに白くする部分を削っているところ。