「日本の知覚」展 搬入風景
グラーツ ニュース
 
日高理恵子
「空との距離」「樹の空間から」
「日本の知覚」展が開かれているクンストハウス・グラーツが、通常の美術館と大きく異なる点のひとつとして、平面作品を展示するための平らな壁を持った、四角い展示空間ではないことです。そのため、平面作品を展示する際には、毎回壁を作ることになります。日高理恵子の作品は、8枚の壁をサークル状に立て、その内側に展示されました。そうすることで、一枚一枚の絵は、下から上を見上げて描かれたにもかかわらず、観るものが樹の中にすっぽりと入り込んだような感覚にとらわれます。また、閉じられた部屋ではないことで、包まれているようでありながら、気ままに通り過ぎることが出来る気持ちの良い空間です。(展示会場デザイン:渡辺誠)
左:「空との距離 I 」2002 右:「空との距離 II 」2002
「空との距離 III 」(3点組)2004 「樹の空間から IV 」(3点組)2000
左から館長 Peter Pakesch 氏、日高理恵子
右端:キュレーターAdam Budak 氏
中央:日高理恵子
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