『Ohara Contemporary』
     『青木野枝 ふりそそぐもの-有燐荘』
@大原美術館(岡山/倉敷)



2013-05-04
 

光と緑と花々の溢れる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

倉敷において二つの展覧会が開催中です。一つは大原美術館の向かい有燐荘(大原家私邸)にて青木野枝『ふりそそぐもの』で、もう一つは大原美術館分館で今世紀に入って収蔵された現代美術作品を中心とした50名の作家による『Ohara Contemporary』で、辰野登恵子、津上みゆきの作品が展示されています。青木野枝『ふりそそぐもの』は5月6日までとあと僅かですが、ゴールデンウィークに倉敷をご旅行の際は是非お立ち寄り下さい。

ニューヨークの LAURENCE MILLER GALLERY では辰野登恵子と柴田敏雄氏の二人展『 Toshio Shibata and Toeko Tatsuno: GIVEN』が開催中です。5月25日まで開催中です。

シカゴ美術館で『 The Yoshida Family: Three Generations of Japanese Print Artists』が始まりました。吉田穂高を含め三世代六作家にわたる版画一家、吉田ファミリーの展覧会です。7月14日まで開催しています。
展覧会についてはこちらをご覧下さい。
吉田穂高の木版画作品についてはこちらをご覧下さい。

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションでは5月18日よりグループ展『秘密の湖』が始まります。浜口陽三の作品と友に池内晶子・福田尚代・三宅砂織の作品が展示されます。立体作品と共に、池内晶子が2005年に制作した銅版画シリーズ『 Eleven Notes』も展示されます。

6月に津上みゆきの個展が予定されている、倉敷美観地区の 工房 IKUKO と、『Ohara Contemporary』開催中の大原美術館分館のショップにて、津上みゆきの復興支援 Edition R 作品の展示が始まりました。お近くの方、展覧会をご覧の方は是非ご覧下さい。


上記の詳細やその他のニュースは以下をご覧下さい。

工房・作家ニュース
 
 津上みゆき Miyuki Tsugami / 青木野枝 Noe Aoki / 辰野登恵子 Toeko Tatsuno

倉敷の大原美術館分館にて、同美術館が今世紀に入ってから収蔵した日本の現代美術作品を中心に一挙展示する『Ohara Contemporary』が開催されています。活躍する50名の作家の作品の中、辰野登恵子、津上みゆきの大作油彩画が展示されています。

そして大原美術館の向かい、有燐荘(大原家私邸)は特別公開の期間、『青木野枝 ふりそそぐもの-有燐荘』が開かれており、各部屋の空間に青木の立体作品が展開しています。

辰野登恵子はニューヨークの LAURENCE MILLER GALLERY にて柴田敏雄氏との二人展『 Toshio Shibata and Toeko Tatsuno: GIVEN』開催中です。両作家の二人展は昨年、国立新美術館で開かれた『与えられた形象 - 辰野登恵子/柴田敏雄』が大変好評でしたが、今回は海を越えての展示です。会期中ニューヨークに行かれる方は是非お立ち寄り下さい。

『Ohara Contemporary』/
 2013年4月20日(土)〜7月7日(日)
 大原美術館 岡山県倉敷市中央1-1-15 TEL.086-422-0005

●有燐荘特別公開『青木野枝 ふりそそぐもの-有燐荘』
 2013年4月19日(金)〜5月6日(月・祝) 

Toshio Shibata and Toeko Tatsuno: GIVEN
 2013年4月25日(木)〜5月25日(土)
 LAURENCE MILLER GALLERY
                    ++++++ 企画作家 活動ニュース ++++++
           

 
『Ohara Contemporary』展示風景(左)と同展テープカット(左端:青木野枝、右端:津上みゆき)
 
 
『Ohara Contemporary』津上みゆき(左2作品)と辰野登恵子の油彩画
      
  
  有燐荘の青木野枝展示風景
     
津上みゆきの木版・銅版画 青木野枝の木版・銅版画 辰野登恵子の銅版画
 
 

 東恩納裕一・鷹野隆大 Yuichi Higashionna・Ryudai Takano


新宿のYumiko Chiba Associates Viewing room shinjukuにて東恩納裕一と鷹野隆大による版画作品展『Works by Edition Works』が開催されました。
写真家の鷹野隆大とアーティスト東恩納裕一、両作家との版画制作を昨年から並行して進めてきました。

東恩納裕一は、作品の中に初めて写真的なイメージを持ち込み、そしてそれらは全てネガの世界となっています。又、技法としてはデジタルプリントをベースとしながら、作品毎に個別な強いテクスチャの要素を持ち込んで、新たな世界を作り出しています。これらは5点シリーズから成り、『FL』と題されました。

鷹野は写真であることと、版による表現ということの間で、大きな振り幅を持って技法を試し、最後にはある静かな表現に達しました。
写真からも版画からも遠ざかるような、でも写真であり、版画でなくては実現出来ない表現です。
10点からなるシルクスクリーンシリーズは『ナイロン』と題されました。

各シリーズの作品ページをアップしました。以下をご覧下さい。

『Works by Edition Works』
 2013年3月22日〜4月13日
 Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku 東京都新宿区西新宿 4-26-6 パークグレイス新宿 #316  tel /03-6276-6731


東恩納裕一のデジタルプリント (ミクストメディア)はこちらから 鷹野隆大のシルクスクリーンはこちらから
  
 池内晶子 Akiko Ikeuchi


5月18日からミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(東京/日本橋)にて企画展『秘密の湖〜浜口陽三・池内晶子・福田尚代・三宅砂織〜』が始まります。詩人の高橋睦郎氏を顧問に、銅版画、インスタレーション、写真と、手法は異なれどどれも繊細な作品が揃います。池内の立体作品(糸によるインスタレーション)と共に、2005年に gallery21yo-j とエディション・ワークスとの共同出版で制作した銅版画シリーズ『Eleven Notes』が展示されます。
期間中には出品作家によるギャラリートークやメゾチントのワークショップも行われます。

『秘密の湖〜浜口陽三・池内晶子・福田尚代・三宅砂織〜』
 2013年5月18日(土)〜8月11日(日) ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7 TEL.03-3665-0251
 

池内晶子の銅版画『Eleven Notes』
 
ご注意 ++++++ 企画作家 活動ニュース ++++++ の表示のある記事は、作家の活動ニュースをお伝えするものです。展覧会等の内容や期日、販売に関する詳細は直接主催者にご確認下さい。展覧会の全部又は一部にエディション・ワークスが関係している場合はこの表記はありません。
 
〈 復興支援 Edition R 〉
Edition R の R は Rebirth (再生・復興)の R 。アーティストのご賛同、ご協力をいただき、寄付を目的とした版画シリーズを制作、販売しています。
2013年3月29日、皆様のご協力により第5回目の寄付を実行することが出来ました。詳しくは以下をご覧下さい。
 

vol.2 作品として制作された青木野枝の銅版画『空の水』は以下のギャラリーのご協力により、展示・販売されています。

ギャラリー・ハシモト
 (東京/東日本橋)
Mizuho Oshiro ギャラリー (鹿児島市)〈展示は終了〉
みさき画廊 (大分市)
豊田市美術館ミュージアムショップ(豊田市)〈展示は終了〉
ga
llery21yo-j(東京/世田谷)
桜華書林(長野)
vol.1作品、津上みゆきの銅版画『4:29 p.m., 11 Mar., 2012』は以下のギャラリー、美術館にて展示・販売されています。

ギャラリー・ハシモト (東京/東日本橋)
Mizuho Oshiro ギャラリー (鹿児島市)〈展示は終了〉
ギャラリーなかむら(京都市)
三岸節子記念美術館(愛知 / 一宮市)
工房 IKUKO(岡山 / 倉敷市)
大原美術館ミュージアムショップ〈分館のショップに展示〉(岡山 / 倉敷市)
 復興支援 〈Edition R〉 はこちらから。