金田実生 京都版画トリエンナーレ 2013 PAT in Kyoto
@京都市立美術館


津上みゆき View-まなざしの軌跡、生まれくる風景
@一宮市三岸節子記念美術館
   

2013.03.09
 

花々が急に開き始めました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

企画作家の活動について、終了分も含めてご報告いたします。又3月発表のいくつかの新作については追って詳細をアップいたします。

津上みゆきは三岸節子記念美術館にて初めての美術館での個展『津上みゆき展 View-まなざしの軌跡、生まれくる風景』が終了したばかりですが、本日より、ギャラリー・ハシモトにて個展 津上みゆき『調和と重層』が始まりました。ペインティングやドローイングと共に新作版画2作品を発表いたしました。

金田実生は第1回の京都版画トリエンナーレ 2013 PAT in Kyoto に参加しています。エディション・ワークスで制作した、大型の作品を含む5作品が展示されています。3月24日まで、京都市美術館です。

3月22日より、ユミコチバアソシエイツ viewing room shinjuku にて『 Works by Edition Works』と題された展覧会が開催されます。
東恩納裕一と鷹野隆大、ユミコチバアソシエイツの作家ふたりとエディション・ワークスのセッションです。
上記のPAT in Kyoto に参加している金田実生や、今日、ギャラリー・ハシモトで新作版画を発表した津上みゆきの版画作品は、とてもペインタリーで、手仕事の集積により出来上がっています。それに対し、この展覧会で発表する作品は全く違った様相を示しています。対極にあると言える展示を同時に行うとによって、これからの版画を考えて行きたいと考えています。

山口藍の銅版画集『(よろこび)』が渋谷のヒカリエ内、ラムフロム ShinQs にて展示中です。その他、ミヅマシンガポール、台湾のAKI Galleryでのグループ展に参加中です。

青木野枝の版画作品の価格を改定
いたしました。詳細はこちらをご覧下さい。(ご注意*各作品のページはまだ更新されていません。新価格についてはプライスリストをご覧下さい。

昨年エディション・ワークスで制作した森山大道氏のシルクスクリーン作品集『写真よさようなら』が3月16日まで、版元であるTaka Ishii Gallery にて展示されています。森山氏の作品集の中でも最も過激で多大な影響力を持つ『写真よさようなら』(1972年)の中から10点のイメージを集め、シルクスクリーンという触感的なメディアに置き換えられた表現は、慣習的な写真からの離反を意図する氏の姿勢を示しています。

●森山大道『写真よさようなら』
 2013年2月16日〜3月16日 タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)



上記の詳細やその他のニュースは以下をご覧下さい。

工房・作家ニュース
 津上みゆき Miyuki Tsugami
 

本日、3月9日よりギャラリー・ハシモト(東京/東日本橋)にて個展が始まりました。
今展『調和と重層』では最新シリーズのペインティングやドローイングに加え、4年ぶりとなる新作版画が発表されました。

新作版画は『View-13 thoughts, 2010-12』というペインティングシリーズのモチーフの中から南画制作のためにモチーフを選び『View from 13 thoughts』シリーズとして制作中です。完成した2作品が先行して発表されました。
木版をベースとし、リトグラフが併用され、今回の2作品はカラフルで明るく、とても自由な雰囲気に包まれています。
作品の詳細についてはギャラリーにお問い合わせ下さい。また、エディション・ワークスのサイト上でも追って掲載いたします。

また3月22日から開催のアートフェア東京では、津上の作品が展示され、初の作品集が販売されます。作品集の豪華版には、30部限定でリトグラフに一枚一枚手彩色された版画が差し挟まれます。

2月24日まで『津上みゆき展 View-まなざしの軌跡、生まれくる風景』が愛知県の一宮市三岸節子記念美術館にて開催されました。
津上にとって今展が初の美術館個展となり、大型のペインティングからドローイング、そして2009年に制作した版画作品も含め、約60点の展示となりました。以下の画像をご覧下さい。

●津上みゆき『調和と重層』
 2013年3月9日〜3月30日
 ギャラリー・ハシモト 東京都中央区東日本橋 3-5-5 矢部ビル2F
 tel / 03-5641-6440

アートフェア東京
 2013年3月22〜24日 東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール

●津上みゆき展 View-まなざしの軌跡、生まれくる風景 
 2013年2月2日〜2月24日 一宮市三岸節子記念美術館 
 愛知県一宮市小信中島字郷南 3147-1 tel / 0586-63-2892

 
 
 津上みゆき『View-まなざしの軌跡、生まれくる風景』展示風景 ※右下写真は津上みゆき 
     
View from 13 thoughts, April View from 13 thoughts, October

 

その他の津上みゆきの木版、銅版画はこちらから
 

 金田実生 Mio Kaneda

本年第一回目となる『京都版画トリエンナーレ 2013 PAT in Kyoto』が京都市美術館にて開催中です。
版を用いて成り立っている作品ということで、21名の推薦者が21名の作家を選ぶという形で開催されます。そしてその一人として、黒川公二氏(戦後版画史研究)の推薦により、金田実生が選ばれました。

各作家、版画の範疇に入るのかどうかと思われるほど、様々なメディアを駆使した作品群は、全体として勢いがあり、とても楽しめる展覧会です。そしてそれらの多様な表現の中で、金田の作品は銅版と木版に向かってじっくりと描画や彫りを重ねた、ある意味では非常にオーソドックスな版画表現が独特の雰囲気を放っています。又、版画工房において、プリンターと一緒に共同作業によって作品を制作していく方法は、今日ではむしろ珍しいことで、今回の21作家中で唯一の例でした。
版画をいろんな角度から考える絶好の機会ですので、春を迎えた京都と共に是非お楽しみ下さい。

尚、今回発表された5作品ギャラリー等での発表予定については追ってご報告いたします。

またアートフェア東京のギャラリー・ハシモトのブースでも金田実生の出品が予定されています。こちらもぜひ足をお運びください。

京都版画トリエンナーレ 2013 PAT in Kyoto
 2013年2月23日〜3月24日
 京都市美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町 124(岡崎公園内)  tel /075-771-4107

アートフェア東京
 2013年3月22〜24日 東京国際フォーラム 地下2階 展示ホール

 
 
 
 
 『京都版画トリエンナーレ 2013 PAT in Kyoto』展示風景 ※右上写真は金田実生
     
『休息』はこちらから
 
 東恩納裕一・鷹野隆大 Yuichi Higashionna・Ryudai Takano

新宿のYumiko Chiba Associates Viewing room shinjukuにて東恩納裕一と鷹野隆大による版画作品展『Works by Edition Works』が開催されます。二人の作家とエディション・ワークスのセッションです。
両作家との版画制作は結果として、今の時代においての版画とは何か、ということを問いを深めていくこととなりました。デジタルであったり、非常にアナログであったり、物質的であったり、触覚的であったりと、それぞれの制作イメージと素材や技法との関係はどんどん変化し続けました。
展覧会間近ですが、作品はまだまだ制作中です。展覧会をお楽しみに。

会期中4月6日には、東恩納裕一と鷹野隆大両作家とエディション・ワークス代表の加山智章のトークが予定されています。
展覧会の詳細等、以下からご覧下さい。

『Works by Edition Works』
 2013年3月22日〜4月13日
 Yumiko Chiba Associates Viewing room shinjuku 東京都新宿区西新宿 4-26-6 パークグレイス新宿 #316  tel /03-6276-6731

昨年、先行して発表した東恩納雄一の版画作品はこちらから。
山口藍 Ai YAMAGUCHI

銅版画集『(よろこび)』が渋谷の新しいスポット、ヒカリエのラムフロム ShinQs にて展示中です。渋谷駅からの入り口を入ってすぐの場所です。お買い物のついでに是非お立ち寄り下さい。

ミヅマシンガポールにて開催中の『Look East! 2 - Asian Perspectives』に参加しています。また新しい展開の作品が展示されています。
詳しくはこちらをご覧下さい。

又、一昨年に個展を開いた、台湾のAKI Galleryでのグループ展に参加中です。

銅版画集『(よろこび)』はこちらから。

 

 

 
 佐原和人 Kazuhito SAHARA

佐原和人の個展が3月29日から代官山のGALLERY SPEAK FORで開催されます。
2009年制作の木版画集『都市拾遺物語』も展示されます。

GALLERY SPEAK FOR 東京都渋谷区猿楽町 28-2 SPEAK FOR B1F 

佐原和人の木版画はこちらから。
ご注意 ++++++ 企画作家 活動ニュース ++++++ の表示のある記事は、作家の活動ニュースをお伝えするものです。展覧会等の内容や期日、販売に関する詳細は直接主催者にご確認下さい。展覧会の全部又は一部にエディション・ワークスが関係している場合はこの表記はありません。
 
〈 復興支援 Edition R 〉
Edition R の R は Rebirth (再生・復興)の R 。アーティストのご賛同、ご協力をいただき、寄付を目的とした版画シリーズを制作、販売しています。
2013年1月31日、皆様のご協力により第4回目の寄付を実行することが出来ました。詳しくは以下をご覧下さい。
 

vol.2 作品として制作された青木野枝の銅版画『空の水』は以下のギャラリーのご協力により、展示・販売されています。

ギャラリー・ハシモト
 (東京/東日本橋)
Mizuho Oshiro ギャラリー (鹿児島市)〈展示は終了〉
みさき画廊 (大分市)
豊田市美術館ミュージアムショップ(豊田市)〈展示は終了〉
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llery21yo-j(東京/世田谷)
桜華書林(長野)
vol.1作品、津上みゆきの銅版画『4:29 p.m., 11 Mar., 2012』は以下のギャラリー、美術館にて展示・販売されています。

ギャラリー・ハシモト (東京/東日本橋)
Mizuho Oshiro ギャラリー (鹿児島市)〈展示は終了〉
ギャラリーなかむら(京都市)

三岸節子記念美術館(愛知 / 一宮市)
 復興支援 〈Edition R〉 はこちらから。