青木野枝“ふりそそぐものたち”
@豊田市美術館・名古屋市美術館

 
 
2012.11.04
 
 

駆け足で冬がやってきそうな今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか?

青木野枝の大規模な個展『青木野枝|ふりそそぐものたち』が開催中です。豊田市美術館、名古屋市美術館、両館での同時開催です。
会期に若干のずれがありますが、12月16日までの間は両方ご覧になれます。
最初期の立体作品から非常に大きな新作まで、鉄による立体作品の他、違った素材の立体、ドローイング、版画と様々な側面もご覧いただけます。
エディション・ワークスで制作した版画については、代表的なシリーズが多数、名古屋市美術館に展示されています。

復興支援 Edition R 作品として制作された『空の水』は他の小品版画と共に上記個展開催中の豊田市美術館のミュージアムショップにてご覧いただけます。
そして現在、ギャラリー・ハシモト(東京)、みさき画廊(大分)のご協力で展示・販売されています。
Mizuho Oshiro ギャラリー(鹿児島)の展示は終了しました。ご協力、ご購入頂いた皆様、誠にありがとうございました。

森山大道氏の『 Farewll photography 』を制作しました。シルクスクリーンによる10点組の版画集です。版元・販売は Taka Ishii Galleryです。幻の写真集『写真よさようなら』が時代を経て、シルクスクリーンの新たな表現により、姿を変えてよみがえりました。

三宅道子氏の版画シリーズを制作しました。それらは現在 EMON PHOTO GALLERY にて開催中の個展『ことばのばいおん ひかりのまゆ』でご覧いただけます。詳しくはこのページ下部をご覧下さい。

これらの詳細や工房・作家ニュースは以下をご覧下さい。

〈 復興支援 Edition R 〉

Edition R の R は Rebirth (再生・復興)の R 。アーティストのご賛同、ご協力をいただき、寄付を目的とした版画シリーズを制作、販売しています。これは10年単位での継続を目標としています。

vol.2 作品として制作された、青木野枝の銅版画『空の水』
作品は以下のギャラリーの特別なご協力により、展示・販売されています。

ギャラリー・ハシモト
 (東京/東日本橋)
Mizuho Oshiro ギャラリー (鹿児島市)
みさき画廊 (大分市)

そして青木野枝
個展『青木野枝|ふりそそぐものたち』開催中の豊田市美術館ミュージアムショップにて、他の小品版画作品と共にご覧いただけます。
これら2作品の売上金は材料費等最低限の経費を除いた、作品売上金の80%を「あしなが育英会 東日本大地震・津波遺児支援」に寄付させていただきます。

vol.1作品、津上みゆきの銅版画『4:29 p.m., 11 Mar., 2012』も販売中です。

次回、第3回目の寄付は11月末を予定しています。Edition R について詳しくはこちらをご覧下さい。寄付レポートはこちらをご覧下さい。



 復興支援 〈Edition R〉 はこちらから。
 

三宅道子展『ことばのばいおん ひかりのまゆ』



ガラスを主な表現媒体としてきた作家、三宅道子氏のエッチング、デジタルプリントをエディション・ワークスが制作しました。ガラスを用いた立体表現を行ってきた三宅氏の、初めての平面作品での個展です。

これらの作品は写真とドローイング、版画が境目無く融合した作品群。
技法的にはシンプルなドローイングから、デジタルプリント、フォトエッチングや、その凸版刷りなど、様々な技法を駆使しつつ、テーマを反復して追いかけています。そして作家が紡いだ言葉によるメッセージがテーマ毎に作品の中に織り込まれ、作家の思いが広がっています。

また、画像の大きな作品は170x115cm の大型エッチングです。

11月27日まで南麻布のエモン・フォトギャラリーで開催中です。

●三宅道子展『ことばのばいおん ひかりのまゆ』
 EMON PHOTO GALLERY 
 2012年10月19日〜11月27日 
 東京都港区南麻布 5-11-12 togoBldg. 1F



クリックでDMをご覧いただけます。






個展風景と三宅道子氏

工房・作家ニュース
 青木野枝 Noe Aoki

2000年の目黒区美術館以来、12年ぶりの大規模な青木野枝個展『青木野枝|ふりそそぐものたち』が豊田市美術館、名古屋市美術館で開催されています。

最初期の作品から年代を追った代表作と共に、それぞれの美術館の大空間を生かした、大型の新作、そして鉄の彫刻以外にも違う素材の立体、ドローイングや版画といった平面作品まで、青木作品を網羅する展示内容となっています。
また、豊田市美術館の最後の空間にはこれからの青木の表現をとても強く示唆する作品があります。

名古屋市美術館では、1998年からエディション・ワークスで企画・制作してきた青木の版画作品の中から代表的なシリーズが展示されます。立体作品の変遷とあわせてご覧いただければ、版画作品との相関関係をお楽しみいただけると思います。

そして豊田市美術館では、ミュージアムショップにて、復興支援 Edition R 作品の『空の水』と共に、銅版画シリーズ『白玉』もご覧いただけます。是非ショップにもお立ち寄り下さい。

豊田市美術館 2012年10月13日〜12月24日 豊田市小阪本町 8-5-1 tel / 0565-34-6610

名古屋市美術館 2012年10月20日〜12月16日 名古屋市中区栄 2-17-25 tel / 052-212-0001

名古屋市美術館展示風景
   
豊田市美術館展示風景
 
 
ミュージアムショップでは銅版画『白玉』と、復興支援 Edition R 作品『空の水』が展示販売されています。    
   
これらの画像の版画シリーズは名古屋市美術館『青木野枝|ふりそそぐものたち』にてご覧いただけます。
 
 
 東恩納裕一 Yuichi Higashionna

蛍光灯シャンデリア作品集『GAS BOOK 26 FL』の出版記念と連動し、エディション・ワークスではデジタルプリント(ミックスとメディア)作品 BLACK (仮題)と WHITE (仮題)の2点が恵比寿のNADiff GALLERY 及び NADiff 店舗にて展示発表しました。

この2点は、東恩納自らが撮影した蛍光灯シャンデリア作品のネガ画像が元になっています。デジタルプリントの上に特殊な加工を施したミックストメディア作品で、蛍光灯シャンデリアから派生した、二次元の中に又別の三次元を持つ不思議な作品となっています。

これらの作品は『 FL 』シリーズとして、あと数点制作して完成します。来年3月に正式発表いたします。
デジタルプリント作品についてはこちらをご覧下さい。

また立体作品が、六甲ミーツ・アート2012(神戸/六甲山)とLUMINE新宿(東京/新宿)の2会場で展示されています。こちらもぜひお立ち寄り下さい。
LUMINE新宿での展示ショウウィンドウは、新宿南口のすぐ横にあり、行き交う雑踏の中、蛍光灯によるインスタレーションが浮かび上がっています。


六甲ミーツ・アート2012 2012年9月15日(木)〜11月25日(日) 
LUMINE meets ART 2012  2012年10月11日(火)〜11月11日(日)※日程は新宿店のものです。 

  
   
 山口藍 AiYamaguchi

MIZUMA ART GALLERYにて11月21日より個展『ほし』が始まります。
2012年は香港、シドニー、日本と、意欲的に新作を発表してきた山口。この展覧会はこの一年を締めくくる展覧会となります。
どのような展開を見ることが出来るか、是非ご覧下さい。


●山口藍展『ほし』 2012年11月21日(水)〜12月22日(土) 
 MIZUMA ART GALLERY 東京都新宿区市ヶ谷田町3-13 神楽ビル2F TEL 03-3268-2500

●山口藍公式サイト NINYU WORKS


山口藍の銅版画集『
 
ご注意 ++++++ 企画作家 活動ニュース ++++++ の表示のある記事は、エディション・ワークスが版画作品等の企画制作を行っている作家の活動を、ニュースとしてお伝えするものです。展覧会等の内容や期日、販売に関する詳細は直接主催者にご確認下さい。