山口藍『うたかた、たゆたう　the blinking of an eye』
@スパイラルガーデン
"ACTION × PHOTO"
川内倫子『やうやうしろく』@limArt
  
 
2012.07.16
  
 
蒸し暑いだけではなく、ひどい雨をもたらしている今年の梅雨ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？

赤塚祐二の個展『ケージとカナリア』が、7月15日、鹿児島の Mzuho Oshiro ギャラリーで始まりました。

山口藍は、オーストラリアで6月22日から開かれている『Kamisaka Sekka - dawn of modern Japanese design』に参加しています。そして日本では7月19日からスパイラルガーデンで始まる『うたかた、たゆたう』に参加します。これはオーストラリアのユニットPIP&POP との2人展です。

上記の詳細や、工房、工房の企画作家のニュースは以下をご覧下さい。
写真を様々な形で展開して紹介するGOLIGA(ゴリーガ)が企画するイベント“ACTION × PHOTO 第3弾 川内倫子『やうやうしろく』”でエディション・ワークスがデジタルプリントとシルクスクリーンによる刷りを担当いたしました。

“ACTION × PHOTO”は従来の写真展やインスタレーションと異なり、写真家と来場者がより相互に関係しあう写真イベントです。
今回は写真家・川内倫子氏が、来場者が各選んだデジタルプリントを絵巻物として写真集にしていくというパフォーマンスを展開しました。来場者は会場で展示されている中から好みの写真の巻物、そして表具の色と柄を選びます。シルクスクリーンで表具の地部分を刷り上げ、その上に川内氏のお母様が｢やうやうやうしろく｣の表題を書で書き入れ、川内氏が落款を押し完成、というプロセスです。現場で仕上がっていくそのライヴ感に来場者は大興奮でした。
 
インスタレーション風景 @limArt
　
　　
　　
会場の一角にシルクスクリーンの機材、材料を揃え、その場でプリント作業を行いました。
 
●ACTION×PHOTO 第3段　川内倫子『やうやうしろく』
　日時：2012.6.30(土) - 7.1(日)
　場所：limArt　東京都渋谷区恵比寿南2-10-3　TEL.03-3713-8670



〈 復興支援 Edition R 〉

Edition R の R は Rebirth (再生・復興)の R 。アーティストのご賛同、ご協力をいただき、寄付を目的とした版画シリーズを制作、販売しています。これは10年単位での継続を目標としています。第一弾として、津上みゆきの銅版画『4:29 p.m., 11 Mar., 2012』を制作、発表しました。作品の売上金は材料費等最低限の経費を除き、全て「あしなが育英会 東日本大震災・津波遺児支援」に寄付させていただきます。

この作品は当工房の他、ギャラリー・ハシモト(東京/東日本橋)、Mizuho Oshiroギャラリー(鹿児島)、ギャラリーなかむら(京都)〈順不同〉のご協力を頂き、この3ギャラリーでも展示、販売を行っています。又、ご協力頂けるギャラリーやショップを募集しております。ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。
　復興支援 〈Edition R〉 はこちらから。

被災地での復興支援活動『道のカフェ』に2012年3月24日参加しました。
その時の活動の様子はこちらをご覧下さい。また、右のバナーから『道のカフェ』の公式サイトをご覧いただけます。

工房・作家ニュース
　山口藍　Ai Yamagichi

7月19日より、山口藍とオーストラリアのユニットPIP&POPによる2人展『うたかた、たゆたう　the blinking of an eye』がスパイラルガーデン（スパイラル1Ｆ）にて始まります。
危うさ儚さを秘めた山口藍の少女が醸し出す“陰”と、砂糖を用いたカラフルな色彩のインスタレーションを展開するPIP&POPの“陽”が同じ空間で混ざり合います。両極とも言える女性表現の対比が楽しみです。

山口がエディション・ワークスで制作してきた版画も複数展示予定です。
期間中はワークショップ開催の他、スパイラル内の各店舗にて展覧会とのコラボ商品も登場します。

また先日香港で行われた初の個展『明日また』の模様がninyu worksのホームページからご覧いただけます。

●『うたかた、たゆたう　the blinking of an eye』　2012年7月19日(木)〜8月3日(金)
　スパイラルガーデン　東京都港区南青山5-6-23スパイラル1F　TEL. 03-3498-1171

「月はかくれた」（部分）
/「明日また」展DMより
『はなすことはこのやまほど』（デジタルプリント・シルクスクリーン）

そして山口藍はオーストラリア、ニューサウスウェールズ州立美術館で開かれている『Kamisaka Sekka - dawn of modern Japanese design』展に参加しています。琳派を継承し、明治から昭和に掛けて活躍した神坂雪佳を中心に、彼に影響を与えた琳派の作品、そして琳派の流れを汲む現代美術の作家の作品も展示されます。その一人として山口藍が選ばれました。
組み立て式壁画「はなすことはこのやまほど」とこの展覧会のために制作された板絵「はなひる」が展示されています。

●Kamisaka Sekka - dawn of modern Japanese design　
　前期　2012年6月22日〜7月22日
　後期　2012年7月25日〜8月26日
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　辰野登恵子　Toeko Tatsuno


二人展『与えられた形象-辰野登恵子/柴田敏雄』が8月から国立新美術館にて開催されます。
東京芸術大学油画科の同級生で当時グループ展等の活動も行っていた両氏の共通性や、独自の視点への変化を垣間見られる展覧会となりそうです。

●『与えられた形象-辰野登恵子/柴田敏雄』　2012年8月8日(水)〜10月22日(月)　
　国立新美術館　 名東京都港区六本木7-22-2　TEL.03-5777-8600
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辰野登恵子のモノタイプ『May-19-2005』
 
　赤塚祐二　Yuji Akatsuka


7月15日より、鹿児島のMizuho Oshiroギャラリーで『赤塚祐二展-ケージとカナリア-』が始まりました。同ギャラリーでは2005年以来の個展となります。多種多様な表現を織り交ぜた、楽しい展示になっています。
ご近在の方、鹿児島方面へご旅行の方は是非ご覧下さい。

また東京では松濤のGALERIE ANDOで開催されるグループ展『ANDO SESSION 2 -Objet-』に参加します。こちらは14名の作家の新作オブジェ作品の展覧会です。

●『赤塚祐二展 -ケージとカナリア-』　2012年7月15日(日)〜9月2日(日)　
　Mizuho Oshiroギャラリー　 鹿児島県鹿児島市紫原6-51-25　TEL.099-813-5460

●『ANDO SESSION 2 -Objet-』　2012年7月17日(火)〜28日(土)
　GALERIE ANDO　東京都渋谷区松濤1-26-23　TEL.03-5454-2015
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赤塚祐二の詩画集『ことり』
 
　日高理恵子　Rieko Hidaka


ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡県)の10周年記念展『庭をめぐれば』に日高理恵子が参加しています。
富士山に続く山麓にヴァンジ彫刻庭園美術館は立地し、広い庭園の敷地内に展示棟を始めとした施設が点在しています。そんな美術館の特色である「庭」をテーマに、日本の現在作家19組の作品が紹介される記念展です。
緑美しいこの季節、現実の庭と共にお楽しみ下さい。

●開館10周年記念展『庭をめぐれば』　2012.4.21(土)〜8.31(日)　
　ヴァンジ彫刻庭園美術館　静岡県長泉町東野クレマチスの丘（スルガ平）347-1　TEL.055-989-8790
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日高理恵子の銅版画『樹の空間から』
 
 
 
ご注意　++++++ 企画作家　活動ニュース ++++++　の表示のある記事は、エディション・ワークスが版画作品等の企画制作を行っている作家の活動を、ニュースとしてお伝えするものです。展覧会等の内容や期日、販売に関する詳細は直接主催者にご確認下さい。